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先輩社員の声

大谷恭平

建築と土木の違いに悩みながらも
今日まで頑張ることができたのは、
橋を通る人々の笑顔を守りたいから。

2012年 入社
橋梁部 係長

大谷 恭平

勤務地/鳥取本社
取得している資格/点検診断士

Q . 入社の動機を教えてください。

 大学で建築を専攻しており、設計の仕事に興味があったからです。就職説明会でアスコの事業内容を聞いたとき、「建築」と「土木」という業種の違いはあっても「設計をする」という部分では共通していると思いました。また、大学で学んだ知識やCAD等の技術を生かすことができると感じ、志望しました。

大谷恭平

Q . 現在の業務内容を教えてください。

 橋梁補修の調査・設計がメインです。橋梁の点検業務も行っています。依頼を受けたらまずお客さまから貸与された資料を入念に確認し、点検作業や補修を進めるための調査や情報収集を行います。それからどういうふうに補修を進めるか、工程スケジュールや工法等を具体的に検討するという流れです。

 点検業務では、橋梁のコンクリートに入ったひび割れや膨張を目視で確認するほか、「点検ハンマー」でコンクリートをたたきその音で異常を判断したり、ドリルでコンクリートを円柱状に抜き取り塩分濃度や強度等を試験にかけて確認する「コア抜き」など、様々な工法で行います。大きな橋だと、点検だけで3~7日ぐらいかかる場合もあるんですよ。

Q . 仕事のやりがいと、気を付けている点は?

大谷恭平

 点検をした結果、橋梁にどういう劣化が起きていて、それに対してはどのような補修方法が最適なのかを自分で考えるところが面白いですね。コスト面も考慮しなければいけないので、複数の補修方法をご提案することもあります。

 現場では高所での作業が多いので、ヘルメット・安全ベルト等を必ず装着します。また、点検中は周囲の安全にも十分配慮する必要があります。例えば点検ハンマーは、落ちないようにひもを付けてズボンにフックで掛けておくとか、点検時にコンクリートが道路に落ちたりしないようネットを張るなどします。

Q . これからの目標は?

 「RCCM」という資格があると行政から受注できる業務の範囲が広がり、評価の加点につながるので、取得を目指して問題集等で勉強をしています。会社の呼びかけにより、月1~2回程度ですが、取得に挑戦する予定の社員が集まって勉強会を開いています。大事なポイントを洗い出して自分なりに解説したり、疑問に思った点を話し合ったり。1人きりで勉強するよりモチベーションが上がるので、助かっています。

 建築の知識やCADの扱い方は多少知っていたものの、最初の頃は仕事を覚えるので精いっぱいでした。慣れるまで2~3年かかりましたが、先輩や上司が丁寧に教えてくださったのでここまで頑張ることができました。

 調査設計部の業務は、知識を深めていくと面白く、やりがいのある仕事です。地道で大変な作業が多いのは確かですが、たくさんの人の安全に関わる重要な仕事であり、社会に役立つことなので、今後も責任を持って務めていきたいと思っています。